食薬の性味
食薬はそれぞれに味・性質があり、それぞれに効能を持っています。それを知ったとき、栄養成分だけじゃない、食材とはそんなすばらしい側面を持ち合わせていたのだと私は感動を覚えました。
是非、皆さんにも知っていただきたいのでご紹介します。
~ 五性六味の効能 ~
五性(寒性・涼性・温性・熱性・平性)
体を冷やす働きを持つ寒性の食薬は、体内の余分な熱をとり、 発熱・多汗・のどの渇き・痰・便秘等の改善に役立つ。
こんな食材がおすすめ!
→ 苦瓜・たんぽぽ・金銀花・豆腐・スイカ
体を冷やす働きを持つ涼性の食薬は、体内の余分な熱をとり、 微熱・のぼせ・ほてり・不眠等の改善に役立つ。 (寒性より作用が弱い)
こんな食材がおすすめ!
→ きゅうり・セロリ・麦・粟・卵・葛・薄荷
体を温める働きを持つ温性の食薬は、 疲れ・食欲不振・冷え・寒気・発熱・頭痛・痛み・冷えの改善に役立つ。
こんな食材がおすすめ!
→ 生姜・葱・大葉・栗・鶏肉
体を熱くさせる働きを持つ熱性の食薬は、冷え性・生理痛・下痢・痛み等の改善に役立つ。
こんな食材がおすすめ!
→ シナモン・コショウ・ 唐辛子
はっきりした性質を持っていないので、他の食薬と合わせやすく、緩和する働きがあり、種類が最も多い。
こんな食材がおすすめ!
→ 穀類・豆類・白菜・キャベツ
六味(酸味・ 苦味・甘味・辛味・鹹味・淡味)
収斂作用があり、引き締め固める働きがあるため、 多汗・咳・下痢・頻尿 などの慢性的な症状を収め、唾液の分泌を促進する働きもある。
こんな食材がおすすめ!
→ 梅・柿・茶・五味子・酢
体内の不要なものを排泄し、湿を乾燥させ、体内の熱を鎮め陰液を保つ働きがあり、咳・発熱・口内炎・便秘・むくみ・下痢・ 痰等の改善。
こんな食材がおすすめ!
苦瓜・くちなし・アロエ・陳皮・ らっきょう ・ジャスミン・たんぽぽ・茶葉
虚弱を補い、脾胃を調和し、痛みを緩和する。
こんな食材がおすすめ!
→ 蜂蜜・なつめ・りんご・ぶどう
寒気を発散、 気を巡らせ、血を循環させる
こんな食材がおすすめ!
→ 唐辛子・生姜・葱・にんにく・酒
塩味 堅いものをやわらげ、散らし、 排泄する作用がある。
こんな食材がおすすめ!
→ 昆布・海藻・海苔・くらげ・ 里芋
体内の水の代謝を良くする働きがあり、 下痢・尿の出・むくみ・難聴・ 胃のもたれ・めまい等の改善。
こんな食材がおすすめ!
→ はと麦・とうもろこし・ 冬瓜・白菜
※参考文献:薬膳素材辞典(源草社)
~ 暑い夏におすすめレシピ!~
暑い日は体内の余分な熱を冷ましてくれる食材を使って、体の中から涼しくなりましょう!

- きゅうり 半分
- 豆腐 150g
- 白だし 小さじ1
- 生姜 小さいひとかけら
- クコの実(お好みで)
【作り方】
① クコの実以外の材料すべてをブレンダーにかけ、なめらかにする
② ①を冷蔵庫に入れておき、食べるときお好みでクコの実をトッピングする
きゅうり、豆腐は体の熱を冷まし渇きを癒します。
生姜・クコの実は、調和の意味で使っています♪
緑茶は熱を清め渇きを癒し、目の疲れにも◎
汗で失われたミネラルを梅干しとはちみつで補いましょう。

- 梅干し中 ひと粒
- はちみつ 大さじ1弱
- 緑茶(冷茶) 適量
【作り方】
① 梅干しをスプーンでつぶし、はちみつと混ぜあわせる
② カップに①を適量入れ、緑茶(冷茶)を注いで混ぜていただく
※ はちみつは、1歳未満の乳児には与えないように気をつけてください。
梅干しは本物の梅干しを使ってね☆
くるみは腎機能を助けるため、足腰の痛み・冷え・むくみにおすすめです。

- くるみ 片手にのるくらい
- 味噌 大さじ2
- 醤油 大さじ2
- はちみつ 大さじ1
- 山椒粉 適量
【作り方】
① くるみを適当な大きさに割る
② 材料すべてを混ぜ合わせる
くるみ山椒味噌は、冷蔵庫に常備しておくとご飯のお供やいろんなおかずのトッピングとしても便利で美味しいですよ!
