見老化防止について考えてみよう!
今回は、冬の臓である腎と深く関わりのある「老化」をテーマに「薬膳的 老化防止」について考えてみましょう。栄養的には、抗酸化力のあるポリフェノール、ビタミン、酵素などがおすすめです。
老化の概念
命あるものは、生まれてから加齢するにつれ身体が成長⇒成熟⇒老衰という変化をたどります。
中医学では女性は7の倍数、男性は8の倍数で年齢と身体の変化があり、女性では28歳、男性では32歳が最も身体が丈夫な年齢で、これらの年齢を過ぎると老化が始まると考えられています。
老化の原因
加齢とともに各臓器・器官にさまざまな機能の低下が現れる現象を生理的老化、病気が原因で老化が早まることを病理的老化といいます。老化は個人差が大きく、養生により遅らせることができます。
老化に深く関わりのある臓腑は腎・脾・肺であり、特に腎の働きが重要です。
腎の働き
腎は五臓の中で最も重要な臓器であり「先天の本 (両親から与えられ、生まれつき腎に貯蔵されている精で生命の本になるため腎を指す)」 と言われ、腎の主な働きは「精」と関わっており、健康の源です。
「腎精」から「腎陰」「腎陽」が生じ、これが五臓六腑の陰陽の本となっています。腎陰は身体の成長・性機能の発達・骨の丈夫さ・記憶力・聴力・老化などと関わっています。
腎陽は呼吸の安定・水の代謝・尿の生成と排泄・便の排泄などと関わっています。腎の働きが悪くなると、腰痛や足腰の弱り・脱毛 難聴・物忘れ・耳鳴り・生殖機能の衰え・むくみなどの症状があらわれます。
- あわ
- ゆり根
- 白きくらげ
- 牛乳
- 卵
- 貝類
- クコの実
- 黒ごま
- 黒豆
これらは消耗した腎陰を養うことができます。
- にら
- ねぎ
- 生姜
- くるみ
- 杜仲
- 鹿肉
- 羊肉
- えび
- なまこ
- シナモン
これらは水の臓である腎を温め、水を主る働きを良くすることができます。
参考文献: 中医薬膳学 薬膳の基本 中医用語辞典

