【美を意識する方必見】脾胃と美容には深い関わりが!? 脾胃の補い方と養生レシピ・食材を紹介します!

【美を意識する方必見】脾胃と美容には深い関わりが!? 脾胃の補い方と養生レシピ・食材を紹介します!

梅雨の養生は脾胃を補い養うこと


中医学において、 脾胃には運化・昇清・統血という主な働きがあります。


運化とは食べ物から得た栄養分を気血水につくりかえること、そして昇清とは気血水を 持ち上げて全身に運ぶという働きですが、 その持ち上げる働きにより、 ハリのあるお肌・引き締まった身体も保たれていると考えられています。


統血は、血が血脈から漏れ出るのを防ぐ働きです。


お肌の衰えやニキビ・吹き出物などのトラブルにも脾胃が深く関わっているのです!
美容にも直結する脾胃の食養生を学んでいきましょう!






脾胃を補い養うレシピのポイント


ポイント①
水分代謝を良くする食材を使う (湿熱を取り除く働きのある食材を使う)

ポイント②
脂っこいもの 冷たいものを避ける


ポイント③
消化吸収の良い食材、 消化吸収を助ける食材を使う




梅雨のおすすめ食材


◆発汗により湿を排泄
→ 生姜・ねぎ・しそ・みょうが・三つ葉

◆熱をとり湿を排泄
→ セロリ・きゅうり・緑豆・豆腐・ しじみ・緑茶

◆利尿作用により湿を排泄
→ はと麦・冬瓜・小豆・黒豆・大豆・とうもろこし

◆脾胃の働きを良くする
→ 米・とうもろこし・山芋・じゃがいも・かぼちゃ・キャベツ・鶏肉

◆消化を助ける
→ 大根・おくら・かぶ




梅雨のおすすめ食材、ぜひ今晩のおかずに使ってみてください♪





梅雨の季節にぴったり、脾胃を養うための簡単なレシピ

はとむぎ玄米ごはん

【材料】
・玄米3合
・はとむぎ、大豆、黒豆、小豆 合わせて1合
・水適量


【作り方】
① 玄米・はとむぎ・大豆・黒豆・小豆を研ぎ、 数時間~一晩、分量の水に浸けておく
② 圧力鍋で炊く



よくかんで、消化吸収を助けるイメージでゆっくり食べましょう!
おかゆにしてもOK♪






じゃがいもと豆腐のおやき

【材料】
・じゃがいも大1個
・木綿豆腐一丁
・塩コショウ適量
・抹茶適量
・油適量

【作り方】
① 木綿豆腐を軽く水切りしておく
② じゃがいもは3cmくらいの長さの千切りにしてボウルに入れる
③ ②に豆腐を崩しながら入れてよく混ぜ、塩コショウで下味をつける
④ フライパンに油をひき火にかけ③をスプーンですくって5~6cmくらいの
丸形になるように整えながら入れ、ボウルの中の半量で6枚焼く
⑤ 残り半量に抹茶を入れてよく混ぜ、 同様にして6枚焼く
⑥ 彩りにクコの実をのせ、ポン酢やマヨネーズなど、お好みのソースでいただく



はじめはやわらかくこわれやすいので、片面に焼き目がついてから、フライ返しを使って返しフタをして蒸し焼きのようにすると両面キレイに焼けますよ!




五行の土の季節

▷日本では梅雨
▷季節 (春・夏・秋・冬) の変わり目18日間にも関係


日本の梅雨は、五行 (木・火・土・金・水)では土の季節に相当します。


梅雨は自然界に水を補い農作物が豊かに育つ季節、私たちの身体も同じように、しっかりと成長させることが大切です。


五行の土は梅雨、 そして立春・立夏・立秋・立冬の前18日間の土用にも関係しています。



▷五行の土に対応する臓は脾、腑は胃

中医学で言う脾胃は、単に臓器を言い表しているのではなく、 消化器系の総合的な働きを意味しており、 私たちの身体を養い育てる場所、 自然界で言えば、 まさに、 土壌のような場所と言えます。

脾は、飲食物から得た栄養分である 【水穀の精徴】を変化させて【気・血・水】につくりかえ、肺の力を借りて全身に運ぶ働きのほか、水の運搬にも関わっています。

また、脾は統血を司っており、 血脈から血液が漏れ出るのを防ぎます。

脾胃の働きがうまくいかないと、

・食欲不振
・胃もたれ
・むくみ
・たるみ
・下痢
・おりもの
・にきび
・吹き出物
・皮膚炎
・痰
・筋肉痛
・関節痛
・頭痛
・だるさ
・無気力
・唇の荒れ
・口内炎
・味覚障害
・鼻血
・血便
・血尿
・不正出血


などの症状があらわれると考えられています。


梅雨の時期、 身体に侵入しやすい邪気である湿邪は、 脾を傷めやすいので、梅雨は水 分代謝を良くし、 脾を養うことが大切です。



▷胃の時間は7時~9時、 脾の時間は9時~11時


中医学には子午流注(しごるちゅう)という考え方があります。
子午は時間、流注は経絡の流れを表しています。


胃は辰の刻(7~9時)、脾は巳の刻(9時~11時)に活発に働くと考えられています。


脾胃の働きをスムーズにするために、9時前までに朝食を済ませておきましょう。


脂っこいものや冷たいもの、暴飲暴食は、 脾胃に負担をかけるため避けましょう。
消化吸収の良い食べ方を心がけ、よく噛んで食べましょう。




▷脾は四肢・筋肉・ 肌肉を司る
▷色は黄、味は甘、口に通じ、 液は涎(よだれ)、 感情は思


脾胃が弱ると、 手足の無力感、疲れ、 フェイスラインやおなかのたるみ等、 口の中が乾いたり、逆に涎が出すぎたり、 口内炎・ヘルペス・味覚障害等も起こりやすくなります。

黄色の食べ物・甘味は脾胃を養い、脾胃の健康状態は、脾胃の経絡上にある口・唇に 通じています。
(※甘味は摂りすぎると脾と相剋関係にある腎を傷めることに繋がります)

長時間座り続けることや、過剰に思い悩むことは、 脾胃を傷めることになります。

適度に身体を動かし、思い悩むのを控え楽しく過ごしましょう!







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