〜中医薬膳学的 春の養生〜風邪から身を守り、肝を養う食材とは

〜中医薬膳学的 春の養生〜風邪から身を守り、肝を養う食材とは

中医薬膳学的 ~春の養生~


立春を迎えましたが、 皆さまいかがお過ごしでしょうか。
春の自然界は陰消陽長、陰気が減り陽気が育つ芽生えの季節です。


自然界は伸びやかに成長する季節、 私たちの身体も同じように、 朝は早く起き、 ゆったり、 のんびり、リラックスして過ごすことが大切です。


木の芽時とも言いますが、 春はだんだんと陽気が強まるとともに私たちの身体も同じように精神が高揚気味になり、急激な気候の変化や環境の変化によっても自律神経が乱 れやすく、頭痛・だるさ・ 気分の落ち込みなど、 心身の不調を起こしやすい時期でもあります。




陽気が強まってきていても、まだまだ冷えも気になる季節ですよね。
身体が冷えていると免疫力が落ちてしまいますので、いろんな病気を予防するためには 適度に温めておくことが大切です。




そして春は、風が強く、 外邪 (自然界の邪気) が六淫邪気のひとつである風邪 (ふうじゃ) となり体内に侵入し身体を傷めてしまう恐れのある季節です。




今回は『中医薬膳学的〜春の養生〜簡単にできるセルフケア』のご紹介です。
☆理解を深めていただけるように、 過去の投稿も合わせて見ていただけると嬉しいです。




春の養生①
風邪の侵入を防ぐため、 辛温解表 (辛味・温性の食材を用い、 体表に侵入した風寒の 邪気を発汗により取り除く)、 また、 辛涼解表 (辛味・涼性の食材を用い体内の余分な熱を冷まし不安や怒りを鎮める)の働きを持つ食材をとり入れましょう。


辛温解表の働きを持つ食材には、生姜・ 葱・ 紫蘇・みょうが 三つ葉などが、
辛涼解表の働きを持つ食材には、 菊花・ 薄荷・葛根などがあります。



春の養生②
春の臓 (蔵) である肝の働きを助ける食材をとり入れましょう。


肝の代表的な働きは 『蔵血(ぞうけつ)』 と 『琉泄(そせつ)』です。
蔵血とは、 血液を蓄え身体に流れる血量をコントロールする働き、
疏泄とは、 気血を巡らせる働きです。

おすすめ食材には、

・ほうれん草
・にんじん
・白きくらげ
・落花生
・ごま
・レバー
・いか
・豚肉
・卵
・クコ
・玉ネギ
・柑橘類
・セロリ
・シナモン
・春菊
・酢

などがあります。





春は肝の働きが活発になりますが、その働きがうまくいかないと不眠・イライラ・怒り・うつなど精神不安定な状態になりやすくなります。





逆に肝の働きが強くなりすぎると相剋関係にある脾の働きが抑制されるため、食欲不振・消化不良・疲れなどの症状がみられます。





肝を養う味は酸味ですが、 肝に良いからと、酸っぱいものを食べすぎるのは逆効果です。
酸味を使う時は、脾を養う甘味を合わせると良いですよ♪





何でもバランスが大切ですね。





簡単にできるセルフケア


春にケアしたい臓腑である肝・胆の、簡単にできるセルフケアとして、

足の少陽胆経に属するツボ 『瞳子髎』『完骨』
足の厥陰肝経に属するツボ 『太衝』

をご紹介します。



それぞれ左右にあります。
親指、人差し指、中指など、押しやすい指を使って、 心地の良い強さで押してみましょう。





瞳子髎 (どうしりょう)
目じりから親指幅半分ほど外側にある骨の隙間のくぼみ
頭痛・目の充血・目の痛み・目の疲れ・ドライアイ・クマ・シワなどに




完骨(かんこつ)
耳の後ろの出っ張った骨の下、 後方のくぼみ
頭痛・不眠・めまい・肩こり・歯の痛みに




太衝(たいしょう)
足の甲、 親指と人差し指の間を指で撫で上げた時に指が止まるところのくぼみ
頭痛・のぼせ・めまい・精神不安・不眠・冷え・生理不順・イライラ・ストレスなどに







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