五行の火の季節
夏は5月初めの立夏から、 小満・芒種・夏至・小暑・大暑を通して8月初めの立秋に入る前までの3ヶ月間です。五行 【木・火・土・金・水】では、火の季節に相当します。
陽気が最も盛んになり、日差しが強く気温も上がり、 農作物が花を咲かせ実をつける時期です。天からの熱と、大地からの湿度の高い暑さがあります。
五行の火に対応する臓は心、腑は小腸
夏に対応する臓は心、腑は小腸です。
中医学における心は、血脈を司り全身に血を巡らせ、精神的な活動をも支配し、五臓六腑の中でもリーダー的な役割を果たしていると考えられています。
夏は心の働きが活発になり、汗・ 熱の症状が出やすくなります。夏の邪気である暑邪は、心気を傷めやすく、暑さや発汗により体力を消耗しやすいので、激しい運動は控え、昼寝をすると良く、楽しい気持ちでゆったり過ごすことが大切です。
心を傷めると、血流が悪くなるため顔にツヤがなくなり、循環器系に問題が発生したりします。体内に熱がこもり炎症を起こしやすく、また、精神的な不調を招きやすくなります。
心の時間は11時~13時、 小腸の時間は13時~15時
中医学には 【子午流注 (しごるちゅう)】 という考え方があります。
子午は時間、 流注とは経絡の流れ (気血津液の流れ)を表しており、 12経脈の順に巡っています。心は午の刻 (11時〜13時) 小腸は未の刻(13時〜15時) に活発に働くと考えられています。
心・小腸の働きをスムーズにするために、13時には昼食を済ませ、20〜30分お昼寝をすると心気を養う助けになります。
心は血脈を司る
色は赤、味は苦味、舌に通じ、液は汗、感情は喜
心の不調は動悸・息切れ・不整脈・高血圧・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞など循環器系の不調としてあらわれることもあります。顔や舌先が赤くなったり、 味覚に異常が出たり、 汗をかきすぎたり、かかなさすぎたりします。
見過ぎると血脈を傷め心気を損傷します。
赤い食べ物や苦味は心を養います。喜びすぎると心を傷めます。
~ 夏のおすすめ食材 ~
・熱をとり除き暑さから守る
→ あわ・セロリ・白菜・緑豆・苦瓜・レタス・緑茶・バナナ 等
・津液を生じのどの渇きを癒す
→ きゅうり・トマト・豆腐・メロン・スイカ 等
夏の食養生 ~夏の身体を養う薬膳レシピ~

- 鶏もも肉 250g
- 高野豆腐 70g
- 苦瓜 1本
- しいたけ 小6個
- プチトマト 6個
- だし昆布10センチ四方 3枚
- 水 800ml
- みりん 大さじ3
- 塩 小さじ1
- 醤油 大さじ1
【作り方】
① フライパンに水600mlとだし昆布を入れ、30分浸けておく
② 高野豆腐は水に戻し、適当な大きさに切っておく
③ 鶏もも肉、苦瓜も、適当な大きさに切り、しいたけは石づきを取っておく
④ ①を火にかけ、沸いてきたら鶏肉を入れ、火が通ったら高野豆腐・しいたけを入れ炊き、水が減ってくるので200ml足して苦瓜を入れさらに炊き、だし昆布は取り出す
⑤ ④にみりん、塩、醤油を入れて味を調え、 炊き、最後にプチトマトを入れひと煮立ちしたら出来上がり
夏野菜が身体を冷まし、鶏肉としいたけで臓腑を補うレシピです。
苦瓜は体内の余分な熱を冷まし、目の充血の改善、口の渇きを癒す働きもあります!
- 梅干し 中1粒
- はちみつ 小さじ2
- コダマ健康食品 たもぎ茸のお茶 1包
(または緑茶) - 熱湯 300ml
【作り方】
① ティーポットに、 たもぎ茸茶(または緑茶) 1包を入れ、熱湯を注ぎ2~3分待つ
② カップに①を注ぎ、 梅干し(種は除く)と、はちみつを加え、混ぜていただく
※ はちみつは、1歳未満の乳児には与えないように気をつけてください。
汗で失われたミネラルを補い、元気をとり戻させてくれるお茶です。
冷やして飲むと、汗をかいてほてった身体を一気に冷ましてくれますよ!!

- 抹茶 適量
- 水 適量
【作り方】
抹茶を点てる
清熱作用により、体内の熱を冷まし、目の充血・イライラ・頭痛の改善にも!

