腎と冬・黒・耳・骨・歯・髪・鹹・恐・水との関係とは
11月に入り立冬を迎え、暦の上では冬となりましたね。二十四節気の【立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒】が、冬にあたります。
冬は五行の腎の季節です。腎とは腎臓という臓器を意味しているのではなく、精を蔵し、気を納め、水を代謝し、体を潤し温めるという働きを含めて、『腎』と言い表しています。
冬の寒邪は腎を傷めやすく、腎が侵されると、顔が黒ずんできたりくすんできたりします。 一方で、黒ごま・黒豆 等の黒色の食材は、腎を養い体に潤いや血を補います。
腎は耳・骨・歯・ 髪を司っているため、腎を傷めると耳が遠くなったり、耳鳴りやめまいが起きたり、骨や歯がもろくなったり、抜け毛や白髪が増えてきたりします。加齢によるそれらの老化現象も、精を蔵す腎機能の衰えによるものです。逆に言えば腎を養うことは、若々しい体を保つことに繋がります。
五味の中で、鹹味(塩辛い味)は腎を養う味です。昆布・海苔・ひじきや魚介類等のミネラルを多く含む塩辛い味は、腎を養います。
腎が衰えると恐れの感情を持ちやすく、 また恐れ過ぎることは腎気を傷めます。腎は水の蔵であるため体の水分調節を行い、水が木々を成長させるように木の蔵である肝を助け、水が火を消すように火の蔵である心を抑制します。
冬を元気に過ごすために ~ 腎を養うおすすめ食材 ~
★気を補い臓腑を助ける
→ 米・山芋・じゃがいも・栗・かぼちゃ・鶏肉・しいたけ・キャベツ
★体を温め陽気を補う
→ くるみ・えび・なまこ ・ 羊肉
★血を養い体を滋養
→ にんじん・ほうれん草・落花生・ぶどう・ライチ・レバー・イカ・たこ
★体を潤し渇きを癒す
→ 小松菜・白きくらげ・卵・松の実・ごま・クコの実 ・ 豚肉
★気を巡らせる
→ 玉ねぎ・らっきょう・ナタマメ・そば・みかん・きんかん・えんどう豆
★血流を良くする
→ チンゲン菜・酢・ウコン
★体を温める
→ にら・ピーマン・シナモン・あじ・サケ・乾生姜・ キンモクセイ・コショウ・黒糖
腎を養うレシピ

- 豚ももスライス 300g
- 小松菜 1把
- しいたけ 小6個
- クルミ 10粒
- 米油 大さじ2
- 松の実 大さじ1
- クコの実 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 塩コショウ 適量
【作り方】
① 豚肉・小松菜・しいたけ・クルミを適当な大きさに切っておく
② フライパンに米油をひき火にかけ、豚肉・しいたけ・小松菜の軸の部分を入れ炒める
③ ある程度火が通ったら、クルミ・松の実・クコの実・小松菜の葉の部分を入れさらに炒める
④ 火が通ったら、みりん、塩コショウを入れ、味を調える
