肺・大腸の“つぼケア”
残暑の厳しい折、 皆さまいかがお過ごしでしょうか。
そうは言っても季節はもう秋、朝晩はずいぶん涼しくなってきましたね。
秋と言えば、 中医薬膳学・陰陽五行説の観点からみると、肺・大腸の季節です !
秋は五行の“燥” の季節。
秋は乾燥という邪気が、 秋の臓 (蔵)である肺、腑である大腸を傷めてしまうのです。
秋を元気に過ごすために、 毎日の食生活に、 肺・大腸を助ける食材を利用しましょう。
潤肺作用(肺を潤し、口渇や空咳を防ぐ働き)のある食材 (梨や白胡麻・松の実・白きくらげなど)を積極的にいただきましょう。
詳しくは、過去に投稿している秋の薬膳の項目をご参照いただけると嬉しいです。
今回は、食養生と合わせて取り入れていただきたい、この時期おすすめの“つぼケア” のご紹介をしたいと思います。
ご紹介するつぼは、手の太陰肺経上にある太淵・列缺、 手の陽明大腸経上にある合谷・迎香です
左右にそれぞれあります。
親指や人差し指を使って、 心地の良い強さで押してみましょう。
【 太淵 (たいえん) 】
手首のシワ上、 親指の外側を降りてきたところのくぼみ
咳・のどの痛み・鼻水・鼻づまりなど、 呼吸器系の症状に

【 列缺(れっけつ) 】
太淵から親指幅 1.5本分下の右寄り骨の上
頭痛・首の痛み・めまい・咳などに

【 合谷(ごうこく) 】
手の甲、 親指と人差し指の間、人差し指側の骨の真ん中あたり
頭痛・のどの痛み・耳鳴り・鼻づまり・鼻水・歯の痛み・便秘などに

【 迎香(げいこう) 】
小鼻の横、 ほうれい線上
鼻づまり・鼻炎・鼻血などに

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