目から読み解く”肝”の不調! その関係性を解説します。~ 【目・涙・筋・爪・怒り・青色・酸味】がキーワード!? ~

薬膳
薬膳季節の食養生レシピ
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目から読み解く”肝”の不調!その関係性とは?

春は、2月初めから5月初め、二十四節気の立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨を通して立夏を迎えるまでの3か月間を指します。

自然界は陰消陽長~陰気が減り陽気が育つ芽生えの季節~です。

中医学では、季節の移り変わりとともに私たちの身体も自然界に合わせて生活することが良いとされています。

春は自然界が伸びやかに成長する季節なので、私たちの身体も同じように朝は早く起き、ゆったりのんびり、リラックスして過ごすことが大切です。

五臓六腑においてもそれぞれの季節に対応するものがあり、春に属する臓は肝、腑は胆です。

肝には

  • 気の巡り血の流れをスムーズにする
  • 血を蔵しコントロールする

という働きがあります。

春は肝の働きが活発になりますがその働きがうまくいかないと

  • 不眠
  • イライラ
  • 怒り
  • うつ

など情緒不安定な状態になりやすくなります。

【目・涙・筋・爪・怒り・青色・酸味】これらはすべて春、肝に関連するキーワードです。
“肝臓と目は繋がっている”と言われますが、肝と目は経絡上で繋がっており、互いに影響しあう関係にあります。

肝が弱ると目が疲れたり、目が乾燥したり、涙が出過ぎたり、また目を使い過ぎるのも肝を傷める原因になります。
肝は筋・筋肉・爪を司っており、肝を傷めると足がつったり、運動機能に支障が出たり、爪がもろくなったり変形したりすることがあります。

怒りの感情は肝の影響を受けやすく、肝を傷めると怒りっぽくなり、逆にいつもイライラ怒ってばかりいると肝の働きを損なうことにもなりかねません。また青色は肝に属する色で、青物野菜は肝の薬となり、顔色が青白い目の下の青いクマ等は、肝の働きである気血の巡り・流れの不調が疑われます。

酸味は肝の働きを助ける味です、適度に摂り入れましょう。
酸味は摂りすぎると五行において相剋関係にある脾の働きが悪くなるため、食欲不振・消化不良・疲れなどの症状がみられます。

そのため酸味は、脾の働きを助ける甘味と合わせて摂るのがおすすめです。

【目・涙・筋・爪・怒り・青色・酸味】
これらはすべて春、肝に関連するキーワードです!

春のおすすめ食材

☆体を温め発汗作用により春の邪気である風邪(ふうじゃ)を出す
→ 葱・生姜・紫蘇

☆体の熱を冷まし、不安や怒りを鎮める
→ 菊花・薄荷・葛根

☆目の充血・のぼせに
→セリ・白菜・トマト・セロリ・きゅうり・豆腐・菊花

☆臓腑の働きを助ける
→米・麦・とうもろこし・はとむぎ・大豆

☆血を補い体を潤す
→ほうれん草・にんじん・落花生・胡麻・レバー・いか・豚肉・卵・クコ

春の食養生 薬膳レシピ

蓮根鶏団子のみぞれスープ
料理写真
【材料】3人分
  • 鶏ミンチ 150g
  • 蓮根 150g
  • 生姜粉末 大さじ半分
  • 片栗粉 大さじ半分
  • 塩コショウ 少々
  • 昆布 10センチ四方×2枚
  • 水 800ml
  • 大根 200g
  • 醤油 大さじ1
  • 菜の花 茹でたもの(今回は、ほうれん草を使用)
  • クコの実 適量
  • かぼす 好みで

【作り方】
① 鍋に分量の水と昆布を入れ30分以上置いておく
② ボウルに鶏ミンチを入れ、そこに蓮根をおろし入れて、さらに生姜末・片栗粉・塩コショウを入れよく混ぜる
③ ①を火にかけ沸騰直前に火を止め昆布を取り出す
④ 昆布を取り出した鍋を再度火にかけ、②を団子状に丸めながら入れる(約12個)
⑤ しばらく煮立たせ鶏団子が煮えたら、そこへ大根をおろし入れる
⑥ ひと煮立ちさせ醤油を入れ、味を調える
⑦ 器に盛り、茹でた菜の花(今回はほうれん草)を添え、クコの実をトッピングする
⑧ お好みでかぼすを搾り入れるのもおすすめ

  • 鶏肉は臓腑の働きを助ける作用があり、生姜と合わせることでその働きがパワーアップ!!
  • 蓮根はよく洗い、皮や節の部分も利用しましょう。
  • 大根は消化を助け、咳、痰、声かれに効果あり。
    気の巡りを良くします。
  • 菜の花の苦味は、体内の老廃物を出す働きがあります。
  • ほうれん草は、養血作用があります。
    シュウ酸を除くため下茹でしてから使いましょう
  • かぼすの酸味は肝を養います。
    また、かぼすは気の巡りを助けます。

昆布だしの取り出した昆布は、サラダや煮物などに入れて美味しくいただきましょう。

生姜香る黒蜜きな粉葛餅
料理写真2
【材料】3人分
  • 葛粉 50g
  • 水 200ml
  • 黒糖粉末 大さじ
  • 生姜粉末 小さじ1
  • きな粉 適量
  • 黒蜜 適量

【作り方】
① 鍋に分量の葛粉・水・黒糖粉末・生姜粉末を入れ、木べらでよく混ぜ、よく溶かす
② ①を中火にかけ、木べらでよく混ぜる
③ 煮立ってきたら弱火にしてさらに練るようによく混ぜ、透明感が出て、まとまってきたら木べらですくい上げ、水を張った器の中に落とす
④ 粗熱が取れたらカットして器に盛り、黒蜜ときな粉をかける

葛は春の邪気をはらい、黒糖、生姜と組み合わせることで冷えをとり、痛みを和らげてくれます。
リラックスのひと時にどうぞ。

菊花茶
料理写真3
【材料】1人分
  • 菊花 3個(菊花茶用として乾燥させてあるもの)
  • 熱湯 300ml

【作り方】
湯呑み茶碗に菊花を入れ、熱湯を注ぎ3分待つ

菊花は肝熱を鎮め、目の充血、かすみを改善します。
咳、のどの痛みにも効果あり。

ぜひ、参考にしてみてくださいね♪
この記事を書いた人

つぼトレーナー、リンパケアセラピスト、リフレクソロジストも保有。食材には栄養学と薬膳学、両方の素晴らしさがあります。学生時代からの栄養学に加え、中医薬膳学の奥深さに感動し、日々学びを深めています。栄養学・薬膳学の楽しさを知り、日々の健康に少しでも役立てていただけたら嬉しいです

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